プログラム概要
本プログラムは、ドローン操縦に関する技術とAI技術を活用した画像解析やデータ解析の両方のスキルを持ち合わせた人材を育成し、DX推進に必要なデータサイエンティストが有すべきスキルを身につけることを目標としています。
ドローン操縦技術と人工知能技術を同時に学ぶことができ、それぞれの分野における資格取得を目指します(ドローン分野:ドローン操縦士回転翼3級(※1)相当の資格、AI分野:G検定(※2))。主に就業者を対象とし、キャリアアップや転職のためのリスキリングに向けたプログラムを実施します。
山梨県は、経済のグローバル化やIoTやAIなどを活用した技術革新の進行など、農業を取り巻く環境の変化に的確に対応すべく、「山梨農業基本計画」を策定しています。農林業従事者の減少が見込まれる中、更なる生産性の向上や高品質化を図るためには、機械メーカーやITベンダー等と農林業従事者が連携して、スマート農林業に活用できる新たな技術を生産現場に積極的に導入していくことが不可欠です。本プログラムは、スマート農林業を実現する基盤技術として位置づけることができます。スマート農林業だけでなく、製造現場の工場のスマート化や製造業における品質管理の効率化、地震や災害の事前予測や迅速な被害状況の把握など、画像や動画のデータから特徴を抽出し、分析することが必要な分野に幅広く応用可能である技術の習得を支援することができます。
※1(一社)ドローン操縦士協会による、ドローン操縦士の認定資格。
※2(一社)日本ディープラーニング協会による、ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材の検定資格。
科目・スケジュール
「本プログラムでは、以下のAI分野、ドローン分野より合計で60時間以上の科目を受講して頂きます。
正規受講生の方は●の科目より全科目、〇の科目よりAI、ドローン分野のいずれか1分野以上の科目を選択して頂きます。部分受講生は全ての科目から1科目以上を任意に受講可能です。
科目一覧
AI分野
日程 | 時間 | 科目 番号 |
科目名 | 時間数 | 概要 |
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9月23日 (金、祝) |
13:00-17:00 | A1 | ●データサイエンスリテラシー | 4時間 | AI技術とも関係するデータサイエンスについて、リテラシーレベルの内容の学習 |
9月27日(火) | 18:30-20:30 | A2 | ●人工知能をめぐる動向 | 2時間 | 探索・推論、知識表現、機械学習・深層学習(ディープラーニング) |
9月29日(木) | 18:30-20:30 | A3 | ●人工知能分野の問題 | 2時間 | 人工知能の研究で議論されている問題、人口知能の実現可能性についての考察 |
10月9日(日) | 10:00-12:00 13:00-17:00 |
A4 | ●Pythonプログラミング入門 | 6時間 | 「Python」言語を用いたプログラミングの実習を行います |
10月16日(日) | 10:00-12:00 13:00-17:00 |
A5 | ●データ分析・機械学習 | 6時間 | データの分析法を理解し、機械学習の方法を学びます |
10月23日(日) | 10:00-12:00 13:00-17:00 |
A6 | ●ディープラーニング基礎編 | 6時間 | ディープラーニング理論を理解し、モデルの訓練や評価のためのプログラミングを学びます |
10月30日(日) | 10:00-12:00 13:00-17:00 |
A7 | ●ディープラーニング応用編 | 6時間 | より高度なディープラーニングモデルやこれらの訓練手法について学びます |
11月6日(日) | 13:00-16:00 | A8 | ●ディープラーニング実装編 | 3時間 | ディープラーニングの実装例としてロボットアームを使って学びます |
11月15日(火) | 18:30-20:30 | A9 | ●数理・統計 | 2時間 | 統計リテラシー、統計的推論、統計的思考 |
11月19日(土) | 9:00-10:00 | A10 | 〇ディープラーニングで活用されるハードウェアについて | 1時間 | ディープラーニングを実現するために必要なハードウェア |
11月19日(土) | 10:30-12:00 13:00-17:30 |
A11 | 〇社会実装に向けたグループ討議 | 6時間 | AIの社会実装に向け、グループ討議による問題分析・問題解決・計画策定、発表 |
ドローン分野
日程 | 時間 | 科目 番号 |
科目名 | 時間数 | 概要 |
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11月25日(金) | 18:10-19:10 | D1 | ●ドローンと利活用 | 1時間 | 無人航空機の特長、利活用の概要、地域課題解決への活用、AI分野等との融合への期待 |
11月下旬~12月下旬(約3日間) | 複数日程から選択 | D2 | ●ドローン操縦のための講義・実習 | 20時間 | ドローンスクールでの資格取得のための座学と実習、画像撮影・データ処理のための飛行訓練 |
1月7日(土) ※雨天の場合1月8日(日) |
10:30-11:30 | D3 | ●ドローン操縦・応用実践 | 1時間 | 野外調査実践、農地観測実践、各種センサの現地観測への応用 |
1月7日(土) ※雨天の場合1月8日(日) |
13:00-16:00 | D4 | 〇ドローンリモートセンシング実践入門 | 3時間 | リモートセンシング基礎、ドローンリモートセンシングの実践例、観測データによる解析の実践 |
1月21日(土) | 13:00-17:00 | D5 | 〇ドローン画像分析実践 | 4時間 | ドローンで撮影した画像データを用いた画像分析ハンズオン実践講座 |
※新型コロナウイルスの感染状況等により、科目の日程・時間・実施方法等が変更になる場合があります。
応募方法
以下の通り、受講生を募集致します。
- 正規受講生:
- AI、ドローン分野より60時間以上の科目を受講頂きます。定員は20名、受講料は無料です。
- 部分受講生:
- プログラムの科目より1科目以上を受講頂きます。定員は各科目より別途設定予定で、科目によりテキスト代(2000~5000円程度)、ドローンスクール代の一部(10万円)の実費を負担頂きます。
- 応募期間:
- 8月22日(月)~9月13日(火)17時
その他、応募方法はこちらの募集要項(PDF)をご覧ください。
応募フォームはこちら(受付終了)
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本プログラムに関するお問合せ先
山梨大学DXリカレント教育事務局
〒400-8510 山梨県甲府市武田4-4-37
TEL:055-220-8624 FAX:055-220-8702
※受付時間:平日9:00~17:00
E-mail: dx-recurrent-as@yamanashi.ac.jp